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NMN2026.10.15

NMNとNADの関係を、順を追って

東京・六本木の当院(Tokyo Beauty Master Clinic.)は、NMN点滴とサプリメント「NMN MASTER」の両方を扱う再生医療専門クリニックです。まず押さえたいのは、NMNとNADは別の物質だという点です。NMNは材料、NADは体の中で実際に働く側にあたります。

2つの名前を日常語に置き換える

名前正式名称役どころ
NADニコチンアミドアデニンジヌクレオチド体内で実際に働く補酵素。エネルギー産生や修復に関わると報告されている
NMNニコチンアミドモノヌクレオチドNADになる手前の材料(前駆体)

補酵素とは、体内の反応を進める酵素の働きを助ける物質のことです。NMNを飲んでも、そのままでは働きません。NADに変わって初めて役割を持ちます。

体内でのつながり方

  1. 食事から材料が入るビタミンB3(ナイアシン)やアミノ酸のトリプトファンが、NADの材料になります。
  2. 材料からNMNができるニコチンアミドからNMNを作る経路があります。使い終わったNADを作り直す仕組みで、サルベージ経路(回収経路)と呼ばれます。
  3. NMNからNADになる酵素の働きでNMNがNADへ変換されます。ここで初めて使える形になります。
  4. NADが使われ、また回収される使われたNADは分解され、再び材料として回収されます。この循環が日々回っています。

※ 体の中では複数の経路が並行して動いています。上記は主な流れを単純化したものです。

なぜ「増やせば増える」と単純に言えないのか

  • NMNからNADへの変換には、酵素と他の栄養素も関わることが報告されています
  • 変換の速さには限りがあり、入れた分がそのまま増えるという関係ではありません
  • 体内のNAD量は臓器ごとに違い、血中の数値だけで全身を代表できるとは言えません

サプリメントの設計で配合が問われるのは、この点が理由です。NMNの量だけを増やす設計と、変換を支える成分を組み合わせる設計では、考え方が異なります。

経口と点滴で何が違うのか

口から摂る場合は、消化管を通り、吸収されてから全身に回ります。点滴は静脈から直接入ります。

経口摂取したNMNがどの形で取り込まれるかについては、議論が続いています。そのまま運ばれるという報告と、いったん別の物質に分解されてから取り込まれるという報告があり、ヒトでは決着していません。

当院の場合

当院はNMN点滴とNMN MASTERの両方を扱っています。NMN MASTERは1日7粒(NMN 750mg)を目安とし、NMN単体ではなく、働きを支える成分を組み合わせた複合設計です。

NMN点滴は医療(自由診療)で、医師の診察のうえで適否を判断します。

これから分かってくること

確かめられているのは、NMNがNADの前駆体であること、NADが加齢とともに減少すると報告されていること、ヒトの試験でNMNの摂取後に血中のNAD濃度が上昇したことです。

一方、吸収の経路、臓器ごとのNAD量の変化、そして体感との関係は、いま研究が積み上がっている領域です。

サプリメントは食品であり、効果・効能をお伝えすることはできません。感じ方には個人差があります。

よくあるご質問

QNMNとNADは同じものですか+

別の物質です。NMNはNADになる手前の材料(前駆体)で、体内でNADに変換されて初めて働きます。

QNMNをたくさん摂れば、その分NADが増えるのですか+

そう単純な関係ではありません。変換には酵素や他の栄養素も関わり、変換の速さにも限りがあります。

QNADは食事からも作られますか+

はい。ビタミンB3(ナイアシン)やトリプトファンが材料になります。使い終わったNADを作り直す回収の仕組みも働いています。

Q点滴と飲むのとでは、体内での流れが違いますか+

経口は消化管を通って吸収され、点滴は静脈から入ります。ただし経口摂取したNMNがどの形で取り込まれるかは、ヒトでは決着していません。