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再生医療2026.10.16

培養期間と細胞数の関係|「◯億個」をどう読むか

細胞数は、培養の時間と引き換えに増えます。ただし、長く培養すればよいという単純な関係ではありません。東京・六本木の当院(Tokyo Beauty Master Clinic.)は、1回あたり約2億個を上限とする指針を置き、ご自身の脂肪から約4〜6週間かけて培養しています。

細胞数と培養期間はつながっている

採取した組織から取り出せる幹細胞の数は限られています。治療に使う数にするため、培養して増やします。期間が延びれば、理屈のうえでは数は増えます。

ただし細胞は無限に分裂するわけではありません。分裂を重ねるほど、細胞の性質が変化することが報告されています。期間と数だけで品質は決まりません。

「多ければよい」とは言えない

細胞数が多いほど結果が良い、という関係はまだ確かめられていません。

数を増やすには培養を長く回す必要があり、そのぶん管理の負荷も上がります。安全性を理由に上限を設けている施設もあります。上限を公表しているかどうかは、確認できる事実のひとつです。

数字を読むときの3点

  1. いつの時点の数か培養が終わった時点か、投与する時点か。保存や輸送を挟めば、数は変わりえます。
  2. 1回あたりか、コース全体か合計で示されていると、1回の数は分かりません。単位をそろえないと比較になりません。
  3. どう数えたか測定の方法によって数値は変わります。方法が示されていれば、より確かな比較ができます。

※ 単位や時点が書かれていない数字は、そのままでは比較に使えません。書かれているかどうか自体が、開示の姿勢を測る材料になります。

当院の場合

他院との優劣を示すものではなく、確認できる事実を並べたものです。

項目当院
1回あたりの細胞数約2億個を上限とする指針(安全性を重視した当院の考え方)
培養期間約4〜6週間
細胞の由来自己由来(ご自身の脂肪)
法律上の区分第2種。関東信越厚生局へ届出・受理(計画番号 PB3260053)

上限を置いているのは、数を競うためではありません。管理できる範囲で行うという考え方によるものです。

これから分かってくること

確かめられているのは、培養を重ねると細胞の数も性質も変わりうることです。だから期間と数は、管理の対象になります。

細胞数とヒトで得られる結果との関係は、いま研究が積み上がっている領域です。最適な数も期間も、現時点では定まっていません。

幹細胞治療は自由診療(保険適用外)です。効果・感じ方には個人差があり、特定の結果を保証するものではありません。

よくあるご質問

Q細胞数は多いほうがよいのですか+

多ければよいとは言えません。細胞数と結果を結びつけた報告は、まだほとんど出ていません。

Q培養期間はどのくらいですか+

当院では約4〜6週間を見込んでいます。採取した組織の状態によって前後します。

Qなぜ上限を設けているのですか+

管理できる範囲で行うという考え方によるものです。当院は1回あたり約2億個を上限とする指針を置いています。

Q他院の数字と比べられますか+

単位と時点をそろえれば比べられます。1回あたりかコース合計か、培養終了時点か投与時点か、測定方法は何かを確認してください。